人の数だけ人生がある

同じ地球、同じ日本、同じ家族であっても、みな、それぞれ違う人生を歩んでいる。


似たような人生もあり、同じような経験もあるが、


考えること、感じることは、みな違う。


人と人が、もし分かりあえるとしたら、それは、似たような経験を持っているからだ。


それが、なければ、人と人はどこまで行っても平行線のまま。


それが、人間関係を難しくしている。


虚空に浮かぶ月

葦が風に少し揺れ、時折、澄んだ川面に月が映る


人間は実証と虚証の二つの世界を垣間見るも


この世は虚仮の世界に過ぎず


人々は実相を知らずして


人生を終える


誰も来ぬ客に茶を点てる

ちゃぶ台に一人座すも
こころ寂しいとき
誰も来ぬ客のために
茶を点てることもある